出力先の変更

このページで紹介する内容はあくまで実験的なものです。

試しに作ってみたという段階で、まだあまり動作の確認もとっていません。

どういう時に使うかなどもあまり考えていないものです。

今後、仕様が変更されるかもしれません。

>>>で出力先を変える

スクリプトの中に >>> の文字があると、結果の出力先を変更する指定として解釈します。

スクリプトの記述の後に、

(半角スペース)>>>(半角スペース)[出力に使う特別な文字]

を記述すると結果表示先を変更します。

使用例

WinGetTitle,var1,A >>> D_outputGui

「出力に使う特別な文字」を挙げていきます。

D_none
no
null

結果を出力させない。

あえて何も表示させたくない場合はこれを指定する。

D_outputGui

蓄え式結果表示 に出力させる。

D_tmpOutputGui

一時的な結果表示 に出力させる。

これを指定した場合、前の表示を削除した後に新しい出力が上書きされるようになる

D_errorGui

エラー表示 に出力させる。

D_readFileGui

ファイル読み込み用のウインドウ に出力させる。

D_tmpOutputFile

一時的な出力用のファイルに書き出す。

これを指定した場合、前の内容を削除した後に新しい出力が上書きされるようになる。

D_systemOut
comspec
*

標準出力に出力する。

標準出力の場合

これを使用するには、コマンドプロンプトなどから
[TRRのフォルダ]\TextRunRun.exe | more
の様にして起動した TRR を使う必要があります。

ただし、全角文字が出力できないようです。

全角文字を出力するには、 「比較的新しい AHK を使って動作させた TRR を使う必要があるようです。」

これに挙げたもの意外の文字で指定していた場合、
ファイルパスを指定していることになります。

指定したファイルパスに結果を書き出します。

なお、拡張子が限定されたファイルにのみ書き出せます。

  • txt
  • cvs
  • ahk
  • trr

の拡張子のファイルにのみ指定ができます。

1>> の記述の仕方でも使えます。
>>> と全く同じものとして使えます。

エラーの出力も含めて変える

>>> を使った場合は、エラーの出力先は変わりません。

2>> を使うとエラーも含めた結果表示の出力先を変更します。

エラーの文字の出力先だけを変えるのではなく、
普通の結果の文字の出力先も含めて変えます。

説明する事は、 >>> の時と同じ説明になります。
「出力に使う特別な文字」も同じです。

>>& の記述の仕方でも使えます。
2>> と全く同じものとして使えます。

&collabTextで使う場合

&collabText>>> などを使うと少し特別な動作をします。

&collabText の仕様で、それを使った場合
ツールチップに 動作しようとしている内容 を少しの時間だけ表示するようにしています。

&collabText を使う場合、
実行元のテキスト>>> [出力先] を指定して実行すると、 動作しようとしている内容 をツールチップではなく、指定したものに出力するようにしています。

使用例

>>> D_outputGui

これをテキストに記入して Ctrl+1 などを使用すると、 動作しようとしている内容 を蓄え式の結果表示の方に出力します。

このルールは、 &collabText の独自の仕様で、他の規定のコマンドでも同じ様になる訳ではありません。

入力を取得

<<<の文字

スクリプトの中に <<< の文字があると、
それは、入力に使うものを指定する特別な文字として解釈します。

<<< の後に「入力に使う特別な文字」を入れると、その文字が意味するGuiなどから、文字を取得し、それを引数として入れ込みます。

「入力に使う特別な文字」ですが、
「出力に使う特別な文字」と同じものを使います。
上に挙げた例を参考にしてください。

<<< の後にファイルパスを指定すると、 ファイルの中の文字列を引数に入れ込みます。

なお、拡張子が限定されたファイルのみ指定ができます。

  • txt
  • cvs
  • ahk
  • trr

の拡張子のファイルのみ指定ができます。

この <<< を使って加えた文字は、そのまま引数として扱われます。
ファイルパスから取得した場合は、ファイルの中の文字を全て、その後に続く引数として扱います。

これは、コマンドラインなどで使われる < とは、似ているけど違うところです。
ファイルの中の文字を全て、その後に続く引数としてそのまま文字を加えるので、かなり強引な仕様です。

入力に使うものを指定する特別な文字は <<< のみです。
同じ様に使える他の文字はありません。