注意してほしい事1
ここでは、 TextRunRun を使うにあったって気を付ける点を挙げます。
起動時は完了するまで待って
TextRunRun は起動した時にすぐに使用できる訳ではなく、少し間をあけてから起動が完了します。
起動した時にキーを設定したりしている関係上、起動した直後はあまりキーを扱わない方がよいと思います。
この起動が完了する時間は、
アイテム
を登録した数や、キーを登録した数などによって遅くなります。
当然、起動時に実効させた内容の多さなどによっても遅くなります。
TextRunRun の起動がいつ完了するかを確認できる方法として、以下の アイテム を作る事と、その アイテム を起動時に実効させる事を薦めます。
F_toolTipOutputAssign( "起動中", 35, 700, 3 )
これはファイルを意味しています。
fromFileName
を使った例を挙げています。
duringStartup.txt がファイル名で、 F_toolTipOutputAssign( "起動中", 35, 700, 3 ) がファイルの中身です。
このファイルを
のフォルダの中に配置して アイテム として登録し、
のフォルダの中に duringStartup のフォルダを作ります。
これを用意するとその後は、
TextRunRun
の起動時にツールチップが画面の左下あたりに小さく表示される様になります。
起動中
の文字が表示されます。
ツールチップが 3秒ほど表示されます。
このツールチップの表示が起動が完了した目安になります。
これが
3秒たって非表示になる頃には起動が完了し終わっていると思います。
TextRunRun
は起動が完了するのが少し遅い事に気づくのではないかと思います。
TextRunRun
は、起動させてからこのツールチップが非表示になるまではなるべくショートカットキーなどをあえて扱わない様にする事を薦めます。
パスワードなどは保存しないで
TextRunRun
では、やり方次第でIDやパスワードを自動的に入力させる様にできてしまうのであえて忠告しておきます。
それをすることは薦めません。
TextRunRun は、内部で設定した内容を保存しておりパスワードなどを設定した場合、または記入して実行した場合、その内容が内部で残ってしまう危険があるからです。
例として挙げます。
ストック を右クリックしてみてください。
ロードするひとつ前に戻す 、 セーブするひとつ前に戻す のメニューがあります。
ストック では、リストの内容をリストの番号事にファイルに保存していますし、それとは別に ロードするひとつ前に戻す などを見ても分かるように陰で前のデータを保存していたりもします。
この例の様に、陰で前のデータを保存しているものもあるので設定した内容はどこかで残っているものと思っておいてほしいところです。
設定した内容は trrEvery\user のフォルダの中に残ります。
このフォルダ内のファイルを見てみれば分かりますが、内容が明示的に残っています。
つまり、暗号化したりセキュリティの対策をしたりはしていません。
そのままの状態で残っています。
パスワードなどの話とは少しそれますが、 user フォルダの中のファイルは自分で編集する事が出来てしまいます。
これらのファイルを自分で編集する事は薦めません。
一見、構成が単純に見えるので簡単に編集して扱えそうに見えますが扱う事は薦めません。 user の中にあるファイルは、手打ちでファイルの中を編集しない様にした方がよいです。
ただし、 fromFileName 内のファイルに関してはユーザーが編集して扱う事を前提としているものです。
パスワードなどを記述して設定しない事ももちろんですが、 テキスト に記入して実行した場合も、実行した内容は履歴として残ります。
記述にパスワードなどを含んでいるものを実行しないようにも気を付けてください。
user フォルダの中は編集しないように
先のパスワードの話で既に記入した事になってしまいますが、
trrEvery\user
の中には、
TextRunRun
で設定した内容が保存されています。
そして、
それを手打ちで編集する事は薦めません。
trrEvery\exceptionOfUser.ini
のファイルも設定した内容が保存されています。
これも自分で編集したりしない様にしてください。
TextRunRun のプログラムが user フォルダ内のファイルを自動的に編集するのでそれに完全にまかせる様にしてください。
fromFileName
も設定のフォルダに近いですが、これはユーザーが意図的に扱った内容しか残りません。
TextRunRun
のプログラムが自動的に内容を変更したりする事はありません。
こちらはユーザーが編集、削除をしていくものです。
注意点とは少し話がそれますが、設定は user フォルダと、 exceptionOfUser.ini のファイルに保存されている構成上、これらをコピーして保存しておけば設定をその時点に戻す事が出来ます。
何らかのトラブルがあった時にこれらを保存しておいたものがあれば、元に戻す事が出来ると思うのでバックアップしておくとよいと思います。