変換・無変換を使ったキーの注意
組み合わせキーについて
TRR は、 AHK を使って作っている事から、 AHK とほとんど同じキーの指定の方法でキーを登録できます。
AHK のキーの指定の方法に、 & の文字でキーを 2つ指定し、 2のキーが押された時に動作をさせるキーをつくる方法があります。
a & b
等の指定の仕方の事であり、
これをここでは
「組み合わせキー」と呼んでいきます。
ここでは、この組み合わせキーを使う際の注意点を挙げておきます。
組み合わせキーの中でも便利なものが「変換キー」や「無変換キー」と合わせたものだと思います。
vk1C & a
の指定で、
変換+a
を、
vk1D & a
の指定で、
無変換+a
のキーを登録できます。
vk1C などの文字は、「変換キー」を表しているもので、キーコードと言われているものです。
キーのコードを調べる際は AutoHotkey Wiki のページを参考にするとよいと思います。
AutoHotkey Wiki は、このホームページとは全く関係のない別のWebサイトです。
AutoHotkey を説明している代表的なWebサイトなので参考例として挙げています。
このWebサイトの中にある以下のページを参考例として載せておきます。
AutoHotkey Wiki
のWebサイトでは、「変換キー」は
vk1Csc079
と表されています。
これは、古い AutoHotkey では、この 9文字などで指定していたからです。
vk1C
の部分が「仮想キーコード」
sc079
の部分が「スキャンコード」というものです。
現在の AutoHotkey は、「仮想キーコード」か「スキャンコード」の どちらかのみを指定しないと受け付けられない様になっていますので注意してください。
「変換キー」は、 vk1C か sc079 のみで指定する必要があります。
さて紹介しておいて何ですが、ここではこれらのキーを使う事の注意点を挙げておきます。
TRR
の様な、
「AHK
を使ったもの」を、
「TRR
と同時」に使っている場合、
無変換なら、無変換を使った組み合わせキーを一つでも作っているなら、
TRR
側か、
「AHK
を使った他のソフト」の方かのどちらかの無変換を使った組み合わせキーが全て使用できなくなります。
予想で言いますが、後から起動した方のものが優先して使えるようです。
組み合わせキーはAHKの方で
個人的にこうした方がいいと思う事をいうだけですが、「組み合わせキー」は AHK の方で使った方がよいと思っています。
「ユーザーが自作で使用する AHK」 と同時に TRR を使用するという使い方をする事を私ブランボンは薦めます。
「ユーザーが自作で使用する AHK」 の方で組み合わせキーを使うといった方法の方が安定して使用できます。
AHK と TRR を同時に使用しても、 TRR の方で「組み合わせキー」を使用しないのであれば問題なく使用できます。
あたりまえの事ですが AHK の方が、 AHK のスクリプトを本来の仕様と動作で使用できます。
キー配置変換や、キーの登録も AHK の方で使った方が安定して使用できます。
ですので、永い事使うキーは AHK を使って、そちらの方で使用する事を薦めます。
AHK を使う事を薦めるので、組み合わせキーは TRR ではなく、 「ユーザーが自作で使用する AHK」 の方で使う事を薦めます。
TRR のソースコード版を使い、 その中に 「ユーザーが自作で使用する AHK」 のスクリプトを混ぜて使うという方法も一応あります。
その場合は、組み合わせキーの競合を回避できるといえばできます。
DvorakJ を使ってみると
「AHK を使ったもの」 として有名なソフトに DvorakJ というものがあります。
このソフトは、「変換」や「無変換」のキーを使って独自の動作をするキーを作る事ができるようになっています。
DvorakJ は、このホームページとは全く関係のない別のソフトです。
AutoHotkey を使用して作っている有名なソフトなので、勝手ながら例として使わせてもらっています。
DvorakJ はキー配置を変換する事ができるソフトです。
このソフトのWebサイトのリンクを以下に載せておきます。
TRR上で
「変換」や「無変換」の組み合わせたキーを登録した場合、
DvorakJ
を使うと、
DvorakJ上で作った方か
TRR上で作った方の組み合わせキーが使えなくなります。
ですので DvorakJ を使う場合は、 TRR上で「変換」や「無変換」の組み合わせキーは作れません。
「変換」や「無変換」の組み合わせキーは DvorakJ の方で設定して使用する事を薦めます。