マウス操作のためのウインドウに追加する
追加するランチャー。使用例。その1
使用例
せっかく「追加するランチャー」を作ったので、思いついた使用例を挙げてみようと思います。
とりあえずこんなものかというぐらいで見てください。
htmlを書くときのspanタグ
別に何でもよかったのですが、
&guiShowWaitExecutor
と
&sendPasteTextOut
について説明しておきたかったので以下のスクリプトの説明をします。
このホームページを作る上で割と役にたったため一応紹介しておいていいやと思いました。
ただ、自分はショートカットキーで使っていました。
V_var1 = %B_itemArg1%
if( V_var1 == "" ){
F_tmpOutput( "引数にクラス名を記入していない" )
return
}
&guiHideTextExecutor
Sleep, 100
Send, ^c
Sleep, 100
&sendPasteTextOut <span class="%V_var1%">%Clipboard%</span>
%--
もう一つ作成します。
V_var2 := F_getTextGuiAssign(B_GuiNumText1)
spanClipboard %V_var2%
&guiShowWaitExecutor 0 NA
%--
作った後は「追加するランチャー」に登録します。
テキスト1 に以下の文字を記入して、
を押します。
ボタン名は spanタグ(&S) とでもしておきます。
これで完了です。
ちなみに今登録したのは、
選択した文字を「htmlのspanタグで囲む」という事をするためのボタンです。
とりあえず使い方を。
- まず文字を選択します。
- そして、 テキスト1 に「spanタグのクラス名」を記入しておきます。
その後に今作った
を押すと、選択していた文字が「spanタグ」で囲まれる、というそんなやつです。
&sendPasteTextOut
ここで説明したいのは、 TRR の使い方についてです。
当然、htmlについて説明したいのではありません。
上に挙げたスクリプトに、
&sendPasteTextOut
があります。
これは、引数の文字を貼り付ける規定のコマンドです。
単に、
Ctrl+V
を送信するだけのものだったりしますが、
今回の様に
% %
で囲んだ変数を展開して使えたりするので、場合によっては使えるものじゃないかと思います。
ただ、この
&sendPasteTextOut
は何回かに一回、
前にクリップボードにあった文字の方を貼り付けてしまう不具合があるので、
Ctrl+Z
でやり直しがいつでも効く場合にのみ使った方がいいと思います。
それと、これを使った場合、クリップボードに前にあったものを一旦保存して
引数の文字をクリップボードに使って、
前にあったものを戻すという事をしているので、
クリップボードを監視しているソフトを使っている場合は、
履歴の順番がバラバラになったりする事になると思います。
&guiHideTextExecutor
&sendPasteTextOut
などを使う場合や、
Send
の
AHKコマンド
などを使う場合、
「追加するランチャー」のボタンなどから使うと、
そのウインドウ内で、キーを送信する事になるので
Send
などを使う意味がなくなります。
使う前に「追加するランチャー」などのウインドウを閉じ、
一つ下のウインドウの方にキーを送信する方法として、
&guiHideTextExecutor
を用意しています。
これは、実行元のGuiのウインドウを閉じる動作をするものです。
Gui, [Guiの番号]:Hide
などでも閉じることが出来ますが、
この
&guiHideTextExecutor
を使った方が、他の実行元からでも同じ
アイテムを使ったりできるので、実行元を閉じる動作をスクリプト内で使う時はこれを使うとよいと思います。
規定のコマンドの名前の最後に Executor が付くものは、実行元を動作させるものを意味しています。
&guiShowWaitExecutor
さっきのとは逆の、実行元を表示する
&guiShowWaitExecutor
も今回使っています。
テキスト等から使う事を想定した
spanClipboard
の中では、
&guiHideTextExecutor
だけを使っていますが、
「追加するランチャー」からボタンを押して使う事を想定した
byText1spanClipboard
の方は、
&guiShowWaitExecutor
も使用して、閉じた後に再表示するようにしています。
今回は、
&guiShowWaitExecutor 0 NA
の指定をして使用しています。
&guiShowWaitExecutor
は、実行元の
テキスト
を遅れて表示させるためのものだったので、
引数1に秒数を指定する仕様になっていますが、
0を指定すると、遅らせずにすぐに表示する様になっているため、
単に実行元を表示させたいだけの場合は
0
を指定して使います。
引数2
の
NA
の指定は、
Gui, [Guiの番号]:Show, NA
の
NA
の指定と同じものです。
これを指定すると、ウインドウを前面に表示するがアクティブにはしない様な表示の仕方になります。
&guiHideTextExecutor
や
&guiShowWaitExecutor
は、本来
テキストを表示させるようにしようと思っていたものですが、
それらでなくても、他のGuiのウインドウでも使用できるので、
今回の様に「追加するランチャー」などでも使用できます。
もしかしたら、これらはテキストのみで動作させるようにした場合、
別の代替えの規定のコマンドに変わる事があるかもしれません。
今更ですが、
のボタンは文字を選択してから使わないと、前にあったクリップボードの文字が貼り付けられてしまうので使う際は気を付けてください。