規定のコマンドタイプ5
規定のコマンドタイプ5
引数は、半角スペースで分割されない。
一つの文字列同然になる。
タイプによる違い
タイプ 5 の特徴
%% や ## で囲まれた文字は展開されず、そのままになる。
&&& や >>> は特別な文字として認識しない。
" " の文字は削除される。
&&&
や
>>>
を認識して実行するが、
&&&
や
>>>
の引数
の入力欄
8つめの入力欄
でなければ認識しない。
規定のコマンドタイプ5
&addWordListAddFromFile
入力補完に追加する。
ファイルパスを指定する。
のファイルを使うと「追加の単語」として入力補完に表示する文字を追加できるが、 それと同じ種類に追加する。
この &addWordListAddFromFile で指定するファイルは、そのファイルと同じ書式で記述する。
バージョン 2.00.01 とそれ以前では
この位置にファイルが存在する様にしていました。
書式の説明
- 一行につき一つ追加する。
-
単語の後に、///を記入すると、その後の文字を説明文にできる。
[追加の単語]スペースを付けない/// [説明文] - 説明文は、###nの文字があると、それを改行に変換する。
追加する文字
は、左端のスペースは取り除かれるが、
右端にスペースを付けると右端にスペースがある文字として使える。
説明欄に表示する文字 の前後のスペースは取り除かれる。
追加する文字
の後に
///
をつける場合、
右にスペースを付けてしまうと
説明欄に表示する文字
が
一時的な説明表示
の方では出力されないようになっている。
/// を使う場合は、 追加する文字 の右端にスペースを付けない様にしないと意味がなくなる。
ファイルを指定するのではなく、一つだけ追加したい場合は
&addWordListAdd
を使う。
- 引数全て
-
ファイルパスを指定する。
使用するファイルは、
addWordList.txt
のファイルと同じ書式で記述する。
&cd
この
TRR
の作業フォルダを変更する。
A_WorkingDir
を変更することになる。
SetWorkingDir の AHKコマンド を使用した場合と同じ。
その後、ファイルパスを相対パスで指定した場合、ここで指定したフォルダのパスが基準になる。
例
&cd %A_MyDocuments%
A_MyDocuments
に移動する
- 引数なし
-
この TRR があるフォルダに移動する。
A_ScriptDirに移動
&cdmainと同じ。
引数全て
- -ハイフン
-
前に &cd を使用していた場合、使用する前のフォルダに戻す。
一つ前に使った分のみ戻す。 - フォルダのパス
-
指定したフォルダに移動する。
A_WorkingDir を変更することになる。
&cdmain
A_WorkingDir
を変更する。
この
TRR
があるフォルダに移動する。
A_ScriptDirに移動
&cd
引数なし
と同じ。
引数に意味は無い。
&cdmydocu
A_WorkingDir
を変更する。
A_MyDocuments
に移動する。
&cd %A_MyDocuments% と同じ。
引数に意味は無い。
&cleanTextExecutor
テキスト
の入力欄の文字をカラにする。
分割テキスト の場合、全ての入力欄をカラにする。
&cleanText
と、内部処理が全く同じ。
&cleanText
は、タイプ3である事自体がこれとの違いである。
&cleanText
の方は
&&&
を「続けて実行するための文字」として認識できない。
&cleanTextEasy は、 二行以上のテキスト や 二行以上のアイテム の中で記入している場合、実行元を認識できない。
その場合、この &cleanTextExecutor や &cleanText の方は実行元の入力欄の文字をカラにできる。
引数は意味をなさない。
&cmd
コマンドプロンプトを起動する。
引数にフォルダのパスを指定すると、そのフォルダを基準にコマンドプロンプトを起動する。
- 引数なし
-
A_WorkingDir を基準に、コマンドプロンプトを起動する。
- 引数全て
-
フォルダのパスなら、
そのフォルダを基準にコマンドプロンプトを起動する。
&deleteItem
アイテム を削除する。
引数に削除する アイテム名 を入れる。
- アイテム名
-
その アイテム を削除する。
- -tmp
-
一時的にのみ保存 にチェックをしていた アイテム を全て削除する。
&guiHideAndShowWaitExecutor
実行元の
テキスト
のGuiを閉じ、
そのGuiを遅れて表示させる。
&guiHideTextExecutor と &guiShowWaitExecutor を実行するのと同じ。
ただしこちらは
&guiHideTextExecutor
にある、
-n
の引数を指定しても意味がない。
WinWaitActive, A は必ず実行される。
引数は無くてもよいが、
引数1には何秒後に表示するかを指定できる。
数字だけでも良いが、
1s
の形式でもよい。
30
秒
までしか指定できない。
指定しなかった場合は、
0.5
を指定した場合と同じ。
引数2以降があると、表示の仕方を指定している文字として扱う。
Gui, Show, Param2
の
Param2
と同じ指定方法。
設定 の テキストを閉じるのではなく、最小化させる の影響を受ける。
この設定がオンなら、閉じるのではなく、最小化する。
ただし、すぐにまた表示するので意味はない。
実行元が、 テキスト でなくても効果がある。
- 引数なし
-
引数1に 0.5 を指定した場合と同じ。
実行元の テキスト のGuiを閉じ、
そのGuiを 0.5 秒後に遅れて表示させる。 - 引数1
-
何秒後に表示するかの指定。
数字だけでも良いが、 1s の形式でもよい。
30 秒 までしか指定できない。
- 引数2以降
-
表示の仕方を指定している文字として扱う。 Gui, Show, Param2
の Param2 と同じ形式で指定する。
&guiHideTextExecutor
実行元のテキストのGuiを閉じる。
設定 の テキストを閉じるのではなく、最小化させる の影響を受ける。
この設定がオンなら、閉じるのではなく、最小化する。
実行元が、 テキスト でなくても効果がある。
テキストのGuiを閉じた後、
WinWaitActive, A
も実行して、何らかのウインドウがアクティブになるのを少し待つ。
-n
の引数を指定すると、
WinWaitActive, A
を実行しないようにする。
- 引数なし
-
実行元のテキストのGuiを閉じる。
テキストのGuiを閉じた後、
WinWaitActive, A
も実行して、何らかのウインドウがアクティブになるのを少し待つ。 - -n
-
実行元のテキストのGuiを閉じる。
WinWaitActive, A
を実行しない。
&guiShow
Guiを表示する。
Guiの番号を指定する。
B_GuiNum から始まる変数はGuiの番号を値に持つ。
TRR のGuiの番号を指定する場合は、この変数を使って指定する事を勧める。
例
&guiShow %B_GuiNumText2%
テキスト2
を表示。
引数2以降があると、表示の仕方を指定している文字として扱う。
Gui, Show, Param2
の
Param2
と同じ指定方法になる。
- 引数1
-
Guiの番号。
- 引数2以降
-
表示の仕方を指定している文字として扱う。
Gui, Show, Param2
の Param2 と同じ指定方法になる。
&guiShowWaitExecutor
実行元の テキスト のGuiを表示させるが、遅れて表示させる。
引数1には何秒後に表示するかを指定する。
数字だけでも良いが、
1s
の形式でもよい。
30
秒
までしか指定できない。
指定しなかった場合は、 0.5 を指定した場合と同じ。
0
を指定すると、即表示する。
実行元のを表示させたいだけの場合は
0
を指定するとよい。
引数2以降があると、表示の仕方を指定している文字として扱う。
Gui, Show, Param2
の
Param2
と同じ指定方法。
実行元が、 テキスト でなくても効果がある。
- 引数なし
-
引数1に 0.5 を指定した場合と同じ。
実行元の テキスト のGuiを表示させるが、遅れて表示させる。 - 引数1
-
何秒後に表示するかの指定。
数字だけでも良いが、 1s の形式でもよい。
30 秒 までしか指定できない。
0 を指定すると、すぐに表示する。
- 引数2以降
-
表示の仕方を指定している文字として扱う。 Gui, Show, Param2
の Param2 と同じ形式で指定する。
&hotkeyAllGroundDelete
常時使用のキーを削除する。
引数に削除するキー名を入れる。
キー名は、ウインドウタイトルの指定が必要になる場合があるという仕様上、
Ctrl+Alt+Shift+a
の形式にしなければならない。
テキスト上のキーの指定と違って、
+^!a
の形式では指定できない。
キーの一覧 の、 常時使用 のキーのリストにあるキー名と、全く同じ記述でなければならない。
ウインドウタイトルをしている場合は、
_
アンダーバー
を、キー名とウインドウタイトルの間に置いた、
[キー名]_[ウインドウタイトル]
の形式で指定しなければならない。
なお、キーは完全に削除するのではなく、
実際には
オフ
にするだけである。
よって、削除したキーを再登録することができない。
TRR
を再起動しない限り、この影響は残る。
-tmp
の引数を指定すると、
一時的にのみ保存
にチェックをしていた常時使用のキーを全て削除する。
その際、再起動する事になる。
- キー名
-
その常時使用のキーを削除する。
テキスト上のキーの指定と違って、
キーの一覧 の、 常時使用 のキーのリストにあるキー名と、全く同じ記述でなければならない。ウインドウタイトルをしている場合は、
_ アンダーバー を、キー名とウインドウタイトルの間に置いた、
[キー名]_[ウインドウタイトル]
の形式で指定しなければならない。 - -tmp
-
一時的にのみ保存 にチェックをしていた常時使用のキーを全て削除する。
TRRを再起動する事になる。
&hotkeyOnTextDelete
テキスト上のキーを削除する。
引数に削除するキー名を入れる。
キー名は、
Ctrl+Alt+Shift+a
の形式でも、
+^!a
の形式でもどちらでもよい。
なお、キーは完全に削除するのではなく、
実際には
オフ
にするだけである。
よって、削除したキーを再登録することができない。
TRR
を再起動しない限り、この影響は残る。
-tmp
の引数を指定すると、
一時的にのみ保存
にチェックをしていた
テキスト上のキーを全て削除する。
その際、再起動する事になる。
- キー名
-
そのテキスト上のキーを削除する。
- -tmp
-
一時的にのみ保存 にチェックをしていた テキスト上のキーを全て削除する。 TRRを再起動する事になる。
&itemReloadAll
アイテムの情報を全てカラにしてから、
アイテムを全て読み込み直す。
読み込む対象は、
- 普通に登録したアイテムと
- fromFileNameから登録したアイテム
の2種類。
&newItemFromCommand を使用して登録した アイテム は、ここでは読み込めない。
アイテムの情報を全てカラにする仕様上、
&newItemFromCommand
を使用して登録した
アイテム
も全て初期化されてしまう。
普通に登録したアイテムとは、
テキスト上で、
Ctrl+N
を押して表示される、
アイテム登録のウインドウ
から登録したアイテムの事。
一時的に保存にしてある場合も、普通に登録したアイテムである。
&newItemFromCommand を使用して登録したアイテムは読み込めないので、その対処法を書いておく。
まず、
&newItemFromCommand
を使用してある処理をまとめたアイテムを作る。
「&newItemFromCommandをまとめたアイテム」 と呼ぶ。
起動時に実行するアイテム
に、その
「&newItemFromCommandをまとめたアイテム」
を記入して、起動時にキーを登録するようにする。
それと、
&itemReloadAll
と
「&newItemFromCommandをまとめたアイテム」
を実行するアイテムを作る。
&itemReloadAll を使うのではなく、その アイテム を使って再読み込みをすれば、全てのアイテムを再読み込みする事が一度にできる。
引数に意味は無い。
しかし、
-h
なら説明を表示する。
&logoff
ログオフする。
使い方は
&shutdown
と同じ
- 指定時間
-
now すぐに 59 59分後 23h 59m 59s 23時間59分59秒後 - -timer
-
引数2に時刻を指定する。
235959 で、 23時59分59秒 の時刻に実行する。
&ls
フォルダ内にあるファイル名を表示する。
引数にフォルダパスを指定すると、そのフォルダ内のファイル名を表示する。
右端に \ が必要である。
- 引数なし
-
A_WorkingDir 内にあるファイルを表示。
- 引数全て
-
フォルダのパスなら、そのフォルダ内にあるファイルを表示。
現時点では、右端に \ が必要である。
&mkdir
フォルダを作成する。
引数にフォルダのパスを指定する。
絶対パスでない場合、
A_WorkingDir
を基準にした位置からフォルダを作る。
- 引数全て
-
作成するフォルダのパスを指定する。
&multiplelineExeFromFile
二行以上のテキスト
と同じ処理を実行する。
&multiplelineExe
と違い、ファイルパスを指定する。
引数に、実行する処理を記入したファイルパスを指定する。
- 引数全て
-
ファイルパスを指定する。
ファイルの中に記入してある内容を 二行以上のテキスト と同じ処理として扱って実行する。
ファイルパスの拡張子は、 txt や ahk や trr といった場合しか受け付けない。
&outArgsTestType5
タイプ5の規定のコマンドの引数の実験のために用意してある。
- 引数全て
-
この文字などがどのように規定のコマンドに渡されるかの確認のための出力。
&readFile
ファイルを読み込んで、 ファイル表示用 のGuiに表示する。
引数がファイルパスなら、そのファイルの中身を表示する。
ただし、拡張子は限られたもののみ使用可能。
- txt
- cvs
- ahk
- trr
のみ可能。
- 引数全て
-
ファイルパスを指定する。
&shortCutPath
引数がショートカットのファイルパスだったら、
そのリンク先
本体の位置
を
テキスト上に表示する。
分割テキスト
で実行した場合、
作業フォルダも表示し、
引数もファイルパスと分けて表示する。
一行テキスト
か
分割テキスト
以外から実行した場合は、
蓄え式説明表示
の方に出力する。
似たようなものに、
F_getShortcutPath( )
や
F_getShortcutPathAndArgs( )
の関数がある。
こちらは、変数に代入して使用できる。
- 引数全て
-
ショートカットのファイルパスだったら、
そのリンク先 本体の位置 を テキスト上に表示する。
&shutdown
シャットダウンする。
引数に指定時間を記入する。
now | すぐにシャットダウンする |
59 | 59分後 |
23h 59m 59s | 23時間59分59秒後 |
-timer を引数1に指定すると、時刻での指定になる。
引数2に時刻を指定する。
235959
なら、
23時59分59秒
にシャットダウンする。
shutdown.exe
を使って動作させている。
- 指定時間
-
now すぐにシャットダウンする 59 59分後 23h 59m 59s 23時間59分59秒後 - -timer
-
引数2に時刻を指定する。
235959 で、 23時59分59秒 の時刻に実行する。
&shutdown_r
再起動する。
使い方は
&shutdown
と同じ。
- 指定時間
-
now すぐに 59 59分後 23h 59m 59s 23時間59分59秒後 - -timer
-
引数2に時刻を指定する。
235959 で、 23時59分59秒 の時刻に実行する。
&snippetAddFromFile
簡易入力を追加する。
引数にファイルパスを指定する。
簡易入力
のタブ内の
ボタンを使って登録した時と違い、
ファイルに設定を保存したりしないので、再起動すると、全て無かったことになる。
この方法で登録した簡易入力は、
コマンドから登録
と表示される。
そして、さらにその下に引数で指定したファイルのファイル名も表示するようにしている。
指定するファイル内の書式だが、「追加の単語」に使う
のファイルとほぼ同じ書式で記入する。
[キーの文字1] /// [展開後の文字1]
[キーの文字2] /// [展開後の文字2]
[キーの文字3] /// [展開後の文字3]
バージョン 2.00.01 とそれ以前では
この位置にファイルが存在する様にしていました。
書式の説明
- 一行につき一つ簡易入力の情報を記入する。
-
一行の中に
///を必ず記入する。
///の前に キーの文字 を、
///の後に 展開後の文字 を記入する。 -
キーの文字
の前後のスペースは取り除かれる。
展開後の文字 はスペースは取り除かない。
展開後の文字 は前後のスペースを取り除かない。
なので、
///
の後は詰めて記入しないと、
展開後の文字
の左にスペースの文字がそのまま残る。
展開後にスペースを付け足す の設定は指定できない。
ファイルを指定するのではなく、一つだけ追加したい場合は
&snippetAdd
を使う。
- 引数全て
-
ファイルパスを指定する。
使用するファイルは、
addWordList.txt
のファイルと同じ書式で記述する。
&snippetDelete
簡易入力を削除する。
引数に削除する「キーになる文字」を入れる。
- 引数全て
-
キーになる文字を指定する。
その簡易入力を削除する。
&stockExeAllBlue
ストック一覧 の青の方 を全て実行する。
引数1にリストの番号を指定する。
二行以上のテキスト のように、一行一行スクリプトを実行するのとほぼ同じだが、少し違いがある。
引数2以降がある場合、
その引数2以降の文字をストックの文字の後に続く引数として扱うが、
ストック一つ一つに、その引数2以降の文字が、引数として後ろに付け加えられる。
10個実行するのであれば、
10個に同じ引数が後ろに付け加えられる。
引数がいらないストックの入力欄には、末尾に %-- を記入しておく必要がある。
D_stockBlue_1$$ などの文字列を使用できる。
&collabText の時に使用できる、 D_stockBlue_1$$ などがこちらでも使用できる。
ストックの入力欄の方に、 D_stockBlue_1$$ の文字があった場合、ストック青の方の 1 にある文字が、 D_stockBlue_1$$ と入れ替えられる。
D_stockBlue_1$$ に関する事は次のページで説明する。
細かい説明 $$が付く文字
- 引数1
-
リストの番号
- 引数2以降
-
ストックの入力欄に記入してある処理の後に続く引数として使用される。
全てのストックの後に付け加えられてしまうため、
この引数がいらないストックの入力欄には、末尾に %-- を記入しておく必要がある。
&stockExeAllGreen
ストック一覧 の緑の方 を全て実行する。
&stockExeAllBlue と同じ
- 引数1
-
リストの番号
- 引数2以降
-
ストックの入力欄に記入してある処理の後に続く引数として使用される。
全てのストックの後に付け加えられてしまうため、
この引数がいらないストックの入力欄には、末尾に %-- を記入しておく必要がある。