テキストの仕様

もう少し、 一行テキスト の仕様について説明します。

一行テキストで作業フォルダを指定

一行テキスト で、ファイルパスを指定して実行する場合です。

< >で囲むとその中の文字は、 作業フォルダのパスとして扱います。

ファイルパスを指定して実行する場合、普段は作業フォルダは未指定になります。

その場合は、 A_WorkingDir の値が作業フォルダになります。

ファイルパスを指定して実行する場合、 ファイルパスの後に、 < > で囲んだフォルダのパスを記入する事で
そのパスを作業フォルダの指定として扱います。

このルールは ファイルパスを指定して実行する場合のみ 有効です。

アイテム名を使用して実行する場合は意味をなさないので注意してください。

ここで、例を挙げて説明します。

Edge <C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application>

としては無意味ですが、

"#Edge#" <C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application>

なら、ファイルパスを指定して実行していることになるので、 作業フォルダの指定として扱えます。

上の例で少し補足を。

#Edge#のファイルパスですが、 半角スペースがあるのでファイルパスと引数の違いが 内部処理上、認識できないため " "で囲む必要があります。

Alt+o を使ってみることで、この動作の確認がしやすいと思います。

後、

"#Edge#" <#Edge#\>

といった指定の仕方も可能です。

ファイルをマウスでドロップ

ファイルを 一行テキスト分割テキスト にマウスでドロップすると、

ファイルパスが記入されるようになっています。

Alt + o

前にも少し説明した事ですが、 Alt+o の事をもう少し説明します。

&openConfirm の規定のコマンドを実行していることになります。

これは、
アイテム名 で実行するか、
ファイルパスで実行する場合、
実行するのではなく、どの動作で実行しようとしているのかを確認するためのものです。

分割テキスト を使って、確認できるようにします。

半角スペースのあるファイルパスの場合の対処

ファイルパスに半角スペースがある場合、

そのファイルパスを記入すると、 半角スペースが引数の区切りとして扱うルールであるため、

「実行するファイルパスの指定」、「引数の指定」
がうまく認識できず、思うように動作しないことがあります。

コマンドランチャーなどで思うように動作をしない場合、
この半角スペースがあるファイルパスが原因だったりします。

対処方法としては、
" " で囲む方法が一般的です。

多くの場合、 " " で囲まれた文字が
一つのファイルパス一つの引数 扱いになります。

この TextRunRun も半角スペースがあるために、ファイルパスの指定が認識できない場合
" " で囲むことで対処できることが多いと思います。

Alt+o &openConfirm はこの半角スペースがあるファイルパスが
" " で囲むことで、思うように動作するかどうかを確認する時に便利に使えると思います。

Alt + Shift + o

同じような動作をするものとしてこちらのキーもあります。

こちらは、 一行テキスト の方を使って確認できるようにします。

&&&で処理を追加

スクリプトの中に &&& があると、一行のスクリプトの中で複数の処理を指定できます。

[処理1] &&& [処理2]

の記述で実行すると、 処理1 を実行した後に 処理2 を実行します。

マニアックな事

AHKコマンド を使う場合だろうと他の処理だろうと、これはほとんどの処理で使用できますが、
規定のコマンドの場合、種類によってそれが動作するものとしないものが存在します。

マニアックな事なので、詳しく知りたい方は 辞書 のページを参考にしてください。

分割テキストの場合 の場合、
&&& や >>> の引数
の入力欄に記入している場合のみ、 &&& を続けて実行する文字として解釈します。

分割テキストの場合 では、それ以外の入力欄では &&& を記入しても、続けて実行する文字として解釈しません。

入力補完の大きさの変更

これは、欠陥に関する事です。

入力補完ですが、マウスで大きさを変更する事ができます。

ですが現時点では、入力補完の大きさをマウスで変更しようとしても、普通にはうまく動作しません。

ですが、
CtrlAltShiftを押しながらであるなら、
マウスでドラッグして入力補完の大きさを変更できます。

補足

その後、 メインのメニュー にある、
ウインドウの位置とサイズを保存 を選んでおけば再起動した後も大きさを維持し続けます。