順番に説明。その2

TextRunRun というコマンドランチャーの使い方を説明します。
順番に説明する括りの2ページ目です。

アイテム として登録する手順を説明します。

このソフトは登録しながら使用する

当然ですが、ファイルパスを入力するのは手間です。

あらかじめ使用するファイルパスを登録しておけば、 その後は省略した記述のみで実行することができます。

特にフォルダのパスを登録した場合、
その後、 「その登録したフォルダ」からパスを記述できる のでファイルパスの指定が楽になります。

このソフトやホームページでは、
この「登録したもの」をアイテムと呼んでいます。

登録の仕方

テキスト の入力欄上で Ctrl+N を押します。

画像

このウインドウが表示されます。

このウインドウの入力欄に登録に必要なものを記入します。

入力補完が使える

このウインドウの入力欄上で Ctrl+Space を押すと、ここでも 入力補完が表示します。
これを使う事でファイルパスなどを入力しやすくなると思います。

この入力補完Ctrl+Space を押すか Esc キーを押すと閉じます。

入力補完が閉じた時に Esc を押すと、このウインドウ自体が閉じてしまいます。

記入項目を簡単に説明

難しい内容などは無いですが、記入項目を簡単に説明をします。

アイテム名

実行する際に指定する文字をここに記入します。

諸注意

記号や半角スペースは使用できません。

必須記入項目です。

リンク先は必要ですリンク先

実行する処理そのものです。

ファイルパスやフォルダパス以外を記入する場合、
下にある種類の項目でスクリプトを選ぶ必要があります。

必須記入項目です。

引数

パラメーターといわれる部分です。

下にある種類の項目でソフト・ファイルを選んでいる場合のみ、 ここの記述が有効になります。

作業フォルダ

ショートカットのプロパティなどで見かける「作業フォルダー」と同じものです。

上のリンク先にファイルパスを記入すると自動的にその親フォルダが記入されます。

ここをカラで登録した場合、
実行する際はこのソフトの作業フォルダをそれとして実行されます。

補足

このソフトの作業フォルダは A_WorkingDir で確認できます。

下にある種類の項目でソフト・ファイルを選んでいる場合のみ、 ここの記述が有効になります。

種類

ソフト・ファイル

リンク先に、ファイルパスや、ソフトのファイルパスを指定する場合に選んでください。

フォルダ

リンク先に、フォルダのパスを指定する場合に選んでください。

スクリプト

リンク先に、ファイルかソフトのパス以外を記入するなら、こちらを選んでください。

リンク先に、ファイルパスかフォルダのパスのみを記入していた場合、現時点の説明の上ではこちらを選んだときとの違いは何もありません。

二行以上

別の項目で説明します。

種類スクリプトと同じものを複数同時に実行できるものです。

違うウインドウが別に表示され、そちらで設定します。

これ以外にも項目はありますが、
ここでは以上の説明だけにしておきます。

登録ボタン

登録 のボタンを押すと、文字通り登録することになります。

このアイテムを登録した後は、
アイテム名に記入していた文字でファイルパスなどを実行できるようになります。

いろいろな登録の仕方

登録をする場合に、少し工夫めいた方法をいくつか挙げます。

マウスのドラック・ドロップを使う

ファイルのアイコンを登録のウインドウにマウスのドラック・ドロップすると、
リンク先の個所にファイルパスが記入されます。

画像

&winCaptureを使う

テキスト の入力欄に

&winCapture

と記入して、実行すると、

手前に表示されているウインドウのソフトのファイルパスが、
アイテム登録のウインドウリンク先の個所に ファイルパスが記入されます。

これを使う方法が一番手軽なソフトの登録方法だと思います。

少し細かい事

この &winCapture は、 TextRunRun32bit版64bit版 かを使っているかどうかで少し違いがあります。

32bit版 を使っている場合、64bitのソフトを認識できません。

64bit版 を使っている場合は、32bitのソフトであろうとどちらも認識できます。

ファイルのアイコンを右クリック

Windows の OS の仕様上、
ファイルのアイコンの上で、 Shift キーを押しながら 右クリックを押すと、

パスのコピーA
という選択肢が表示されるようになっています。

それを使用すると、貼り付けをするだけでファイルパスを記入できるので、その際は楽ではないかと思います。

テキストに記入してからCtrl+N

テキスト の入力欄の方にファイルパスを記入して、 Ctrl+N を押すと、 リンク先 の入力欄に ファイルパスを既に記入した状態で、 アイテム登録のウインドウが表示されます。

このとき、アイテム名の入力欄にも、ファイル名の部分だけが記入されます。

後、 リンク先 にファイルパスが記入されると、
作業フォルダ にもフォルダパスが自動で記入されるようにもなっているのでそれも同時に記入されます。

ですので、後は登録ボタンを押すだけでよい状態になるのではないかと思います。

Edgeを登録する例

Windowsのブラウザの、Edge を登録する場合はこうなります。

アイテム名 Edge
リンク先
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe
作業フォルダ
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application

クイズ

Windows のメモ帳のソフトを アイテム として登録してみてください。

続きを見る

答え

まずメモ帳のソフトを起動します。

その後で

&winCapture

を実行すると、 アイテムの登録 のウインドウの リンク先 に、メモ帳のファイルパスが記入されるので後は登録するだけでよい事になります。

少し細かい事

TextRunRun32bit版 を使っている場合、64bitのソフトを認識できません。

よって、64bitのWindowsを使っているなら、 TextRunRun64bit版 を使わないと認識できません。

諸注意

Windows の標準アプリである Windowsアプリ の多くは &winCapture でファイルパスを取得する事が残念ながら出来ないようです。

それと、 電卓Windowsアプリ
ApplicationFrameHost.exe というファイル名で取得されます。

この場合、このファイルパスだけを使って WindowsアプリTextRunRun から起動する事は出来ません。

残念ながら、 ApplicationFrameHost.exe のファイル名になってしまうものは アイテム として登録しても使用はできません。