起動時にスクリプトを実行する

このTextRunRunを起動したときに指定したスクリプトを実行させます。

現時点ではその方法が5種類存在しています。

  1. 起動時に実行する1(オン/オフ式)
  2. 起動時に実行する2
  3. 起動時に実行する3
  4. fromFileName の startup を使用する
  5. このソフトをパラメータを指定して起動する

以上の方法が存在します。

起動時に実行する1オン/オフ式

設定にこの項目があります。

この項目はチェックボックスがある形式であり、チェックを入れてる時だけ実行されます。

チェックを入れると、下にある実行する処理の項目が、入力可能な状態になると思います。

この 実行する処理 の入力欄に、起動時に実行させる処理を記入します。

一行で記入します。
一行で記入できない指定をする場合、
アイテムを登録し、そのアイテム名をここに記入するという使い方をしてください。

このホームページでは、起動時に実行させる処理に指定するために作られたアイテムを、起動時に実行するアイテムと略して記述します。

二行以上のアイテムを登録して、それを使用すれば、そのスクリプトを起動時に実行できるようになります。

そしてこの項目は、
このソフトをパラメータを指定して起動する にも関係しています。

これは下の項目で説明します。

パラメータを指定して起動する

起動時に実行する処理2
(こちらは起動時のパラメーターは無効)

設定起動時に実行する処理1の下にあるのがこの項目です。

起動時に実行する処理2つめです。

違いは
起動時に実行する1 はチェックボックスでオン/オフにする事できますが、
こちらは、それとは切り離された項目である、ということです。

ですので、起動時に実行する1のチェックボックスの影響を受けずに、実行する処理を記入するための項目です。

こちらも一行で記入します。
一行で記入できない指定をする場合、
起動時に実行するアイテムを記入してください。

こちらの項目は、起動時に実行する1と違い、
このソフトをパラメータを指定して起動するの方法に対し、何ら影響を与えません。

起動時に実行する3
(こちらも起動時のパラメーターは無効)

設定 のタブの 設定3 にある、
userフォルダに加えない設定の設定ウインドウの中にこの項目があります。

起動時に実行する処理3つめです。

違いはuserフォルダに加えない設定であること自体が違いであり、分けている理由です。

userフォルダに加えない設定を用意してある理由は別の項目で説明します。

この項目の用途は、
複数のTextRunRunを起動している時、それぞれのTextRunRun独自の設定を使用するために用意したものです。

主に

Hotkey, ^+!a, E_showText1Toggle

といったスクリプトを使用することを想定しています。
Ctrl+Shift+Alt+A で、 テキスト1を表示する )

使い方と、仕様は
起動時に実行する処理2と何ら変わりはありません。

こちらの項目も、このソフトをパラメータを指定して起動する方法に対し、何ら影響を与えません。

fromFileNamestartupを使用する

trrEvery\fromFileName\first\startup\

のフォルダの中に
ファイルやフォルダを作成することで、起動時に実行する処理を指定します。

この個所は アイテム名 だけを指定して使う事を想定しています。

fromFileNameのページで説明しているので、そちらで説明します。

fromFileNameのトップ
fromFileNameで起動時に実行する

このソフトをパラメータを指定して起動する

このTextRunRunは、起動時にパラメーター引数を指定しながら起動することで、起動時に指定の処理を実行させることが出来ます。

パラメータに args= を記入すると、その後の文字を TextRunRun の起動時に実行します。
つまり 一行テキスト のスクリプトと同じものと解釈して実行します。

C:\Programx64\TextRunRun\TextRunRun.exe args=Gosub, E_showText1Toggle

起動時にテキスト1を表示する。

パラメーターを指定して起動する場合、
起動時に実行する1オン/オフ式
の影響を受ける。

パラメーターを指定して起動する場合、
設定の項目にある、
起動時に実行する1オン/オフ式と連携しているという特徴があります。

起動時に実行する1オン/オフ式
実行する処理の後に続く形で、パラメーターの文字が追加される仕様になっています。

起動時に実行する1オン/オフ式の項目にチェックがある場合、
そして実行する処理 の入力欄に文字がある場合
パラメーター側に args= の記入は無くてもいいようになっています。

args= の記入をしていてもいいです。
その場合、 args= の右側の文字だけをパラメータの文字として認識します。

つまり、

( 起動時に実行する1の ) 実行する処理 + 半角スペース + パラメーターの文字

のスクリプトで起動時に実行される、ということです。

チェックがあるかどうかの違いを挙げます。

起動時に実行する1オン/オフ式のチェックがない場合は、
args=パラメーターの文字
のパラメーターをつけて実行する場合

パラメーターの文字

を実行。

起動時に実行する1オン/オフ式のチェックがある場合は、
パラメーターの文字
のパラメーターをつけて実行する場合

( 起動時に実行する1の ) 実行する処理 + 半角スペース + パラメーターの文字

を実行する事になるという訳です。

チェックがある場合は、パラメーターは、追加される引数になるということです。

起動時に実行する1オン/オフ式
チェックする
実行する処理
&newItem

ファイルを TextRunRun のアイコンにドロップして起動する。

TextRunRun の起動時に
アイテムの登録 のウインドウが表示されて、 リンク先 にファイルパスが記入された状態になると思います。

以上の例で、起動時に指定したパラメーターが
起動時に実行する1オン/オフ式実行する処理 の後に続く引数になる事の動作が確認できると思います。

なお、 起動時に実行する1オン/オフ式 にチェックがあった場合だとしても、
その下の 実行する処理 の入力欄がカラの状態であった場合、
チェックが無いのと同じ扱いをする動作の仕様になっています。

ですのでその場合、パラメーター側の指定に args= を記入していないと認識できない仕様になっています。

args=がいる場合といらない場合

説明の繰り返しになりますが、少し紛らわしいので
起動時に実行する1オン/オフ式 のチェックがあるかどうかで、 args= が必要かそうでないかの違いを記入しておきます。

起動時に実行する1オン/オフ式 のチェックが無い場合

args= の指定が必要。

起動時に実行する1オン/オフ式 のチェックがある場合

実行する処理 に記入がある場合

args= の指定はあっても無くてもよい。

args= の指定があった場合は、それの右側の文字のみを使用する。

実行する処理 に記入が無い場合

args= の指定が必要。

%--を使ってパラメーターを無効

さらにもう一つ

起動時に実行する1オン/オフ式 にチェックをしている場合で 実行する処理 の入力欄に
%-- が右端に記入されていた場合
起動時に指定したパラメーターを無効にします。

実行する処理 の入力欄に、右端というか
%-- のみを記入していた場合も有効です。

補足

TextRunRunAutoHotkey で作られていますが、
AutoHotkey に渡されるパラメーターはそのまま有効であり、 TextRunRun で独自に使われるパラメーターのみ無効になります。

つまり
/f /r /ErrorStdOut などはそのまま有効です。

この事は AutoHotkey の仕様を知っている方への説明になっているので、何のことか分からない方は読み飛ばしてください。