userフォルダに加えない設定

このウインドウで設定した内容は、

trrEvery\exceptionOfUser.ini

のファイルに保存されるようになっています。

基本的に、この TextRunRun で設定した内容は

trrEvery\user

のフォルダの中にあるファイルに保存されるようになっています。

この、 userフォルダに加えない設定
trrEvery\userのフォルダの中にあるファイルに保存される訳ではない、ということ自体が特徴の設定です。

なぜ「userフォルダに加えない設定」として設定を分けるのかの理由ですが、 ここでは説明せず別のページで説明しようと思います。

ただ、理由を簡単にだけ挙げると

  • TextRunRunを複数に分けて複数起動させる場合
  • userフォルダを変えて使用する場合
  • docフォルダを変えて使用する場合

といった方法で使う場合に備えて用意しているのが理由です。

よって、それらをしないのであればこの設定は意味がないかもしれません。

もっとも、一概には言えないので、使えそうな項目があれば試しに設定してみてください。

なお、この設定は OKボタンを押して決定をすると
TextRunRun再起動することになります。

上から順番に説明していきます。

設定1

このソフト自体のウインドウタイトルを設定する

この TextRunRunでは、 テキスト上のキーと言っているものがありますが、

これは、テキストのウインドウがアクティブの状態かどうかを、
「ウインドウタイトル」から判別して、
そのウインドウタイトル上でのみ動作させるキーという仕様で、
テキスト上のキーを実現しています。

補足

よって、テキストの「ウインドウタイトル」を AHKコマンド などを使用して変更した場合、 テキスト上のキーは動作しなくなります。

おまけ

アイテムの登録のウインドウも同じ仕様でキーを設定しています。

入力補完上もそうです。

複数の TextRunRun を起動して使用したりする場合、
ウインドウタイトルが同じであることから、 動作に不具合が生じてきます。

おまけ

最後に起動した TextRunRunテキスト上のキーが優先的に作動するようです。

その不具合に対処する方法として、
この このソフト自体のウインドウタイトルを設定する を用意しています。

独自のウインドウタイトルを起動時の時点に変更しておくことで、複数の TextRunRun を起動しても、 テキスト上のキーの不具合を防げるのではないかと思います。

初期値

初期値はカラです。
カラにして設定をすると、標準のウインドウタイトルになります。

各種基準のフォルダを変更する

下にある、

  • userフォルダを変更する
  • docフォルダを変更する

を使用するか、使用しないようにするかを選ぶチェックボックスです。

user フォルダや、 doc フォルダを変更しても、このチェックがないと、
フォルダの変更を適用しません。

一時的に元に戻したい時などに有効だと思います。

userフォルダを変更する

userフォルダを変更する目的として、

TextRunRunを複数に分けて、複数起動した場合 userフォルダを同じものにして同じ設定を共有するようにする。

逆に、 一つのパソコンを複数のアカウントで使用するとき、アカウントごとに違う設定を使用できるようにするため、
%userprofile%\AppData\Local\TextRunRun
といったフォルダを指定する

といった使い方を想定しています。

諸注意

相対パスを指定するときは、
%A_ScriptDir%\ から始めないと、 %A_WorkingDir%\ が基準になることに注意してください。

%A_WorkingDir%\ が基準になると、
&cdSetWorkingDir で作業フォルダを変更した時、

%A_WorkingDir%\ の位置が変わってしまい、不具合の原因になります。

フォルダボタン

フォルダー用のファイルダイアログを使用します。
%A_WorkingDir% を基準にして表示します。

選択した後は、 userフォルダを変更する の入力欄にフォルダのパスが記入されます。

相対パスボタン

userフォルダを変更する に、ファイルパスが記入されていた場合、
%A_ScriptDir%を基準にした相対パスに切り替えます。

相対パスに切り替え、左に %A_ScriptDir%\を加えたパスにします。

絶対パスボタン

userフォルダを変更する に、ファイルパスが相対パスで記入されていた場合、
%A_ScriptDir%を基準にした絶対パスに切り替えます。

docフォルダを変更する

userフォルダを変更する と説明する事は同じです。

2022年2月14日
今のバージョンで

userフォルダを変更する と違い、こちらには

フォルダ 相対パス 絶対パス のボタンはありません。

相対パスに変換したい場合などは、 userフォルダを変更する の入力欄にある文字をコピーするなどして対応してください。

元のフォルダに戻す

userフォルダを変更するdocフォルダを変更する の入力欄を初期値に戻します。

%A_ScriptDir% を基準とした初期値になります。

起動時に実行する処理3

起動時に実行する処理3つめです。

他との違いは、この userフォルダに加えない設定 の中にある事自体が大きな違いです。

複数の TextRunRun を起動して使用する場合、
それぞれの TextRunRun 独自の設定を使用する事ができる様に用意したものです。

主に、

Hotkey, ^+!a, E_showText1Toggle

といったスクリプトを使用することを想定しています。

Ctrl+Alt+Shift+A で、 テキスト1 を表示できるようにする。

使い方と、仕様は
起動時に実行する処理2 と何ら変わりはありません。

こちらも起動時のパラメーターは無効 の意味ですが、

設定設定1 のタブ内にある
起動時に実行する処理1オン/オフ式 は、
TextRunRun を起動時にパラメーターを指定して実行した場合に、
指定内容の引数として扱われるという特徴があります。

しかし、それ以外の
起動時に実行する処理2
起動時に実行する処理3 では、
そのルールとは無関係な項目になっています。

このルールに関しては、別のページで説明しているのでそちらを参考にしてください。

起動時にスクリプトを実行する
このソフトをパラメータを指定して起動する

設定2

テキストの入力欄の長さを自動的に変えない

一行テキスト分割テキスト では、 文字数が一定数増えると、ウインドウと入力欄の幅が右に伸びるようになっています。

このチェックボックスをチェック状態にすると、文字が増えてもそれらが変化しないようにします。

対象になるのは、 一行テキスト分割テキスト のみです。

設定用の変数として、

  • O_widthNotFlagText1
  • O_widthNotFlagText2
  • O_widthNotFlagText3
  • O_widthNotFlagTextSplit1
  • O_widthNotFlagTextSplit2

が存在しています。

この設定は、これらの変数全てに対して一括で
TrueFalse を代入する効果をもっています。

入力欄の規定の長さ

テキスト の入力欄の長さの基準値を変更する設定です。

テキスト の入力欄は一定の文字数になると横幅が変更する仕様になっていますが、それの最小時の横幅の大きさを設定します。

下の項目の ウインドウの規定の幅 と一緒に設定する事になると思います。

対象になるのは、 一行テキスト のみです。

分割テキスト はここでは設定できません。

設定用の変数として、

  • O_widthBasisText1
  • O_widthBasisText2
  • O_widthBasisText3

が存在しています。

この設定は、これらの変数全てに対して一括で値を代入する効果をもっています。

分割テキスト には設定しないので、

  • O_widthBasisTextSplit1
  • O_widthBasisTextSplit2

の変数は扱いません。

初期値

150 が初期値になっています。

ウインドウの規定の幅

テキスト のウインドウの長さの基準値を変更する設定です。

テキスト のウインドウは一定の文字数になると横幅が変更する仕様になっていますが、それの最小時の横幅の大きさを設定します。

上の項目の 入力欄の規定の長さ と一緒に設定する事になると思います。

対象になるのは、 一行テキスト のみです。

分割テキスト はここでは設定できません。

設定用の変数として、

  • O_widthWindowBasisText1
  • O_widthWindowBasisText2
  • O_widthWindowBasisText3

が存在しています。

この設定は、これらの変数全てに対して一括で値を代入する効果をもっています。

分割テキスト には設定しないので、

  • O_widthWindowBasisTextSplit1
  • O_widthWindowBasisTextSplit2

の変数は扱いません。

初期値

212 が初期値になっています。

「テキスト」の呼び方を変える

一行テキスト のウインドウタイトルを変えます。

似たような項目で
このソフト自体のウインドウタイトルを設定する がありますが、
それとの違いは 一行テキスト のウインドウタイトルのみ変更する事です。

この項目を用意した理由は少しマニアックな事です。

初期値

カラにすれば、元のウインドウタイトルに戻ります。

少しマニアック

この項目を用意した理由は、Windowsの音声認識を使った場合を想定しています。

Windowの音声認識は、
[ウインドウのタイトルの一部] に切り替え」
の発音でウインドウを切り替えます。

ですので、「テキストに切り替え」の発音で
テキスト のウインドウをアクティブにする事ができるようです。

この設定を変える事でウインドウタイトルを変えるので、 好きな名前で テキスト を呼べるようになるのではないかと思って用意したものです。

この設定を変える事によって変更があるのは、

  • 一行テキスト のウインドウタイトル
  • メインのメニュー にある テキストの文字

これらのみです。
これら以外の テキスト の文字を変える事に意味はないと思うので、これら以外には変更はありません。

「分割テキスト」の呼び方を変える

分割テキスト のウインドウタイトルを変えます。

上の項目にある、 「テキスト」の呼び方を変える と同じです。
分割テキスト の方も変えたい場合に使用してください。

規定のキーをオフにする

キーの一覧 のウインドウの 規定のキー のタブ内で確認できるキーを全て無効にします。

無効にした場合、入力補完を表示する、
Ctrl+Space &popListや、

ストックを実行する
Ctrl+1 &collabText 6 1など
のキーも使用できなくなります。

無効にする場合、これらを別のキーで登録して使えるようにしておいた方がよいと思います。

無効にした状態の場合は、 規定のキー のタブ内に、
Offの状態 と表示されます。

規定のキー以外の初期キーをオフにする

TextRunRun の初期状態から使えるショートカットキーを全て無効にします。

上の項目でオフできる、「規定のキー」以外のキーを無効にします。

上の項目の「規定のキー」のオフと、こちらの項目の両方をオフにすると、
TextRunRun の初期状態から使えるショートカットキーを全て無効にする事になります。

ただし、使用者が設定したキーは無効にしません。

無効になるキーは、

  • 一行テキスト分割テキスト上で影響がある UpDownPageUpPageDown のキー
  • アイテムの登録 のウインドウ上で影響がある UpDownPageUpPageDown のキー
  • アイテムの登録 のウインドウ上での Ctrl+Space のキー
  • 分割テキスト上での 左クリック
  • 入力補完上での左クリック

これらが無効になる対象です。

それと テキスト上のキーで、
Ctrl+Shift+Alt+Enterのキーも初期の状態から使用できますが、これはfromFileNameから登録したものであるため、

trrEvery\fromFileName\first\hotkeyOnText\Ctrl_Alt_Shift_Enter.txt

のファイルを削除しないと無効になりません。

Up や Down キーを別に用意する

初期のキーをオフにした場合に、
一行テキスト分割テキスト上の UpDownPageUpPageDown のキーを同じ動作をさせる様にする代替えのキーを設定する方法を以下に挙げます。

&hotkeyOnTextNewFromCommand Up "Gosub, E_inputListUpKey %--"
&hotkeyOnTextNewFromCommand Down "Gosub, E_inputListDownKey %--"
&hotkeyOnTextNewFromCommand PgUp "Gosub, E_inputListPageUp %--"
&hotkeyOnTextNewFromCommand PgDn "Gosub, E_inputListPageDown %--"

このスクリプトを実行するか、
起動時に実行するアイテム の中に記入しておくと テキスト上で、 UpDown 等が同じ様に使用できます。

ただし、この方法では アイテムの登録 のウインドウ上で UpDown 等のキーで入力補完の選択を変える事はできません。

起動時にテキスト1を表示させ、
テキスト1を閉じると
ソフトを終了するようにする。

このチェックボックスにチェックをすると、
テキスト1 を閉じた時に TextRunRun が終了するようになります。
テキスト1 がメインウインドウに近い扱いになります。

後、 TextRunRun が起動した際は
テキスト1 を表示させるようにしています。

この テキスト1 を閉じた時に TextRunRun が終了するルールですが、

設定設定3 のタブ内にある、
実行したあと、テキスト欄をとじる の各種の設定の影響を受けます。

これらの設定によって、閉じる動作をする事になった場合も
テキスト1 が閉じる場合はそのまま TextRunRun が終了します。

そして、 設定 のさらに下の項目にある
テキストを閉じるのではなく、最小化させるようにする の方の影響も受けるので、この項目にチェックがある場合は、最小化するだけなので、終了する事はなくなります。

テキスト1 を閉じた時に TextRunRun が終了するルールを細かくあげます。

  • ウインドウタイトルの × をクリックするか、
    Alt+F4で閉じる時。
  • Escキーで閉じる時。
  • 設定設定3 のタブ内にある、 実行したあと、テキスト欄をとじる の各種の設定の動作で閉じる時。

これらの動作の時に終了します。

それ以外の動作で閉じる場合は テキスト1 が閉じたとしても終了はしません。

Gui%B_GuiNumText1%:Hide
を使って閉じた場合などは終了しません。

Gosub, E_showText1Toggle
F_showToggleGuiTextPatternOption( B_GuiNumText1 )
などを使った場合も テキスト1 が閉じる動作をしますが、これらを使った場合も終了はしません。